Geminiで何とかなってます。
色々なAIを1ヶ月ずつ試してみた
世間では毎日のように「新しいバージョンのAIが出た」「〇〇が最強」「これを使わない人は乗り遅れる」といった話題であふれています。
私自身は仕事でプログラミングをしていることもあり、AI技術の進化には興味がありました。
というより下手すると仕事が無くなりかねないので、注目せざるを得ない状況です。
しかし、SNSやネットの情報を眺めているだけでは、誇大広告なのか本当に実用的なのかが分かりかねます。
他人の評判を鵜呑みにするのも好きではないので、口先だけにならないよう自分で実際に課金して使ってみることにしました。
そこで2025年、気になった主要なAIサービスを1ヶ月ずつ順番に課金して試してみました。
実際に試したのは以下のサービスです。
- ChatGPT
- Gemini
- Claude
- Perplexity
- Felo
- Genspark
1年間あれこれ乗り換えながら使い倒した結果ですが、
2026年現在の私は「Geminiを有料契約し、Grok・ChatGPT・Claudeを無料枠でピンポイントに使い分ける」というスタイルに落ち着いています。
この記事では、各種AIサービスを実際に使って感じた特徴や向き不向き、そしてなぜ最終的にGeminiを1年課金して使い続けているのかをまとめました。
試してみたAIサービスとそれぞれの特徴
使ってみたAIサービスには大きく分けて「何でも相談できる汎用型(対話型)」と、「特定の作業に特化したツール型(検索・リサーチ特化)」の2つの系統があります。
それぞれの概要と特徴を簡単に整理します。
1. 汎用・対話型
会話、文章作成、プログラミング、アイデア出しなど、あらゆるタスクを1つの窓口でこなせる大規模な対話サービスです。
- ChatGPT(OpenAI)
AIといえば最初に挙げられるのはChatGPTだと思います。
日本語の自然さや論理構成力のバランスが極めて優秀です。
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https://chatgpt.com/
chatgpt.com
- Claude(Anthropic)
読解力、コーディング支援、長文執筆において「業界最強」と絶賛されることが多いモデルです。
出力される日本語が非常に自然で理路整然としており、エンジニアやライターの間で圧倒的な人気を誇ります。
YouTubeではよくClaudeが持て囃されているイメージがあります。
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https://claude.ai/
claude.ai
- Gemini(Google)
Googleが開発するマルチモーダルAIです。
GmailやGoogleドキュメントなどのGoogleサービスとの連携が強みです。
また、一度に読み込める情報量が膨大という特徴があります。
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Google Gemini
Meet Gemini, Google’s AI assistant. Get help with writing, planning, brainstorming, and more. Experi ...
gemini.google.com
2. 検索・リサーチ・ツール型
Web上の最新情報を調べ、出典付きでまとめることに特化したツール群です。
- Perplexity(Perplexity AI)
「対話型検索エンジン」の代表格です。
質問を投げると、Web全体を瞬時にクロールして複数の情報源を精査し、出典URLのリンクを添えて的確に要約してくれます。
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Perplexity
Perplexity is a free AI-powered answer engine that provides accurate, trusted, and real-time answers ...
www.perplexity.ai
- Felo(Felo AI)
日本発のAI検索サービスです。
海外の英語や中国語のWebページを自動で翻訳・要約して日本語で回答してくれる「クロスランゲージ検索」や、検索結果からマインドマップ・スライド資料を自動生成する機能に長けています。
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Felo Agent - 無料AIエージェントで業務効率UP!【AI仕事効率化】
Feloで無料のAIエージェントを作成!自然言語でAIエージェントを構築し、自動深層検索、YouTube動画要約、AI翻訳を簡単に実現。Felo AIエージェントストアで賢くシンプルに。GPTやAge ...
felo.ai
- Genspark
検索結果を単なるテキストで返すだけでなく、「Sparkpage」と呼ばれるWebまとめページを丸ごと1枚自律生成してくれるリサーチ特化ツールです。
複数のAIエージェントが分担して裏側で調査を行います。
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https://www.genspark.ai/
www.genspark.ai
実際に使った感想
スペックやSNSの評判を見る限り、どれも魅力的に見えます。
しかし、日常の作業で毎日使ってみると、使い勝手や料金面で様々な違和感やストレスが見えてきました。
① 特化型は面白いが、普段使いには「汎用型」が必要だった
Perplexity、Felo、Gensparkといった特化型ツールは、特定の作業においては非常に便利でした。
特にPerplexityの検索スピードは他と比べても爆速で笑ってしまいました。
従来の検索エンジンのようにリンクを何個もクリックして回る必要がなく、欲しい情報がで手に入ります。
ただ、使っていくうちに「これはあくまで検索のためのツール」と感じるようになりました。
私の用途は、単なる情報の検索だけではありません。
日々の考え事の整理やアイデア出し、実装コードの相談など、様々な場面で使用しています。
その用途には、やはりChatGPTやGeminiのような汎用型AIのほうが向いていると感じました。
② 「クレジット制」の数字が減っていくストレスに耐えられなかった
Genspark、feloで採用されていたのが「1ヶ月ごとに一定のクレジットが付与され、検索や高度な処理を行うたびに消費される」というクレジット制です。
これは私の性格には合いませんでした。
質問を投げたり、リサーチを頼んだりするたびに、画面に表示されているクレジット残高が「10000 → 8000 → 2000……」と目に見えて減っていきます。
「こんな些細な質問でクレジットを消費していいのだろうか」
「もっと大事な用事のために残しておいた方がいいのではないか」
そのような貧乏性が働いてしまい、気軽にAIを使えなくなってしまいました。
できれば残高などを気にせず、頭に浮かんだことを好きなだけ書き込みたいです。
その点、ChatGPTやGeminiのような大手サービスはクレジット制ではなく「定額で使い放題(または数時間ごとに利用枠がリセットされる方式)」なので、精神的な負荷が軽いです。
③ Claudeは優秀だが、月額20ドル枠ではすぐ上限になって使えなくなる
以前からネット上で「Claudeが一番賢い」「日本語の文章力が圧倒的」と絶賛されているのを見ていました。
私は期待を持ちつつProプラン(月額20ドル+税)を契約してみました。
確かに回答の違和感は少なく、使い勝手は悪くありません。
ただ、致命的だったのが利用制限の厳しさでした。
Claudeの仕様上、過去のやり取りの履歴(トークン数)が毎回まるごと送信されて累積していくため、長めの文章やプログラムのコードを添付すると、わずか数往復のやり取りで「利用上限に達しました。◯時間後に再開できます」という制限がかかってしまいます。
「これから作業を始めよう」というタイミングで制限を受け、数時間待たされることが何度もありました。
これでは日常使いをしようにも、かなり厳しいです。
制限を気にせず快適にClaudeを使いたいのであれば、さらに上位のプランが必要になります。
そうすると毎月2万円以上の出費をすることになります。
仕事で毎日開発に使うならまだしも、趣味で日常使いするAIに毎月2万円以上を払うのは、私の身の丈には合いませんでした。
④ ChatGPTは回答が良いが、初手の「なれなれしさ」が合わなかった
一方、王道のChatGPTは上限も緩やかで、回答の論理構成や安定感も良かったです。
ツールとしての完成度はトップクラスです。
しかし、どうしても耐えられなかったのが初手の過剰な愛想の良さと、なれなれしいトーンでした。
質問を投げると、本題に入る前に「素晴らしい視点ですね!」「それはとても興味深い質問です!お答えできて嬉しいです!」といった調子の良いお世辞や前置きが挟まれます。
絵文字も大量に含まれます。
淡々と事実と論理的な回答だけを求めている私にとって、この感情表現やお世辞のようなノイズは耐えられませんでした。
現在はカスタム指示などの設定で「愛想を排して淡々と回答する」ように調整できますが、最初に受けたあの過剰になれなれしい第一印象がどうしても拭えず、普段使いのメインAIとして使う気にはなれませんでした。
最終的にGeminiを選んで1年課金した理由
大手3社の中で、回答の純粋な賢さや精緻さだけで言えば、GeminiはClaudeやChatGPTに一歩及ばない場面があるのも事実です。
たまに頓珍漢な回答を返してくることもあります。
それでも私は最終的にGeminiを選ぶことにしました。
1. 余計なお世辞がなく、なれなれしくなかった
私にとって大きかったのが、「初手から過剰なお世辞やなれなれしい態度を取ってこないこと」でした。
ChatGPTのように調子の良い前置きで媚びてくることもなく、淡々と求められた情報を返してくれる距離感が、私の求めているコミュニケーションに合っていました。
毎日使う道具だからこそ、この「人間関係のノイズがないこと」は重要なポイントでした。
2. 料金設定が他社より低めで、さらに「初回年割半額」だった
Geminiに課金する場合、通常時でも他社(約3,400円〜3,900円)より少し低めの月額2,900円に設定されています。
そして最大の決め手となったのが、2025年末に実施されていた「初回年割キャンペーンで1年分が半額」というセールでした。
年間契約で半額になると、月額換算では他社の半額以下という破格の安さになります。
「この手頃な価格で1年間使い放題なら、多少のスペック差には余裕で目を瞑れる」と即決しました。
3. おまけで「YouTube Premium Lite」が付いてきた
さらに嬉しい副産物だったのが、契約特典として「YouTube Premium Lite(プレミアムライト)」が付いてきたことでした。
通常のYouTube Premiumと違って音楽コンテンツ(ミュージックビデオなど)の再生時には広告が入ります。
しかし、それ以外の一般的な解説動画や検証動画などであれば広告なしで快適に視聴できますし、バックグラウンド再生も可能です。
普段の息抜きや情報収集でYouTubeをよく見るため、動画の冒頭や合間に挟まる広告をスキップする手間がなくなったのは、予想外にありがたいメリットでした。
4. 趣味で使う分にはオーバースペックを求めていない
「Claudeの方がコーディング精度が高い」「ChatGPTの方が推論力がある」と言われても、私が普段行っているのは個人的な開発や思考整理、情報収集などの趣味の範囲です。
研究や高度なビジネス分析をしているわけではないので、極限のハイスペックは必要ありません。
少々抜けているところがあっても、適正な価格で気兼ねなく回数無制限に使える方が、トータルの体験として快適でした。
2026年現在の使い分け(Gemini + 無料枠の3大AI)
こうして1年間の試行錯誤を経て、2026年現在は「メインは有料契約のGeminiに一本化し、他のAIはそれぞれの強みを活かして無料枠でピンポイントに使う」という形に落ち着いています。
| サービス | 課金状況 | 主な役割 |
|---|---|---|
| Gemini | 有料(年間契約) | メインの思考整理、文章作成、プログラミング支援、壁打ち |
| Grok | 無料 | X(旧Twitter)のリアルタイムトレンド・世論の収集と要約 |
| ChatGPT | 無料 | Geminiとは違う視点・意見が欲しいときの壁打ち(セカンドオピニオン) |
| Claude | 無料 | Geminiが書いたソースコードのレビュー・品質チェック |
1. Grokを「Xの収集・要約係」にする
「Grok」は課金していませんが、重宝しています。
Grokの最大の強みは、X(旧Twitter)の最新ポストを直接参照できる点です。
世の中で今何が起きているのか、特定のニュースに対して人々がどう反応しているのかを調べる際、自分でXのタイムラインを見に行くと無駄なゴシップや広告で時間を浪費してしまいます。
そこでGrokに「今Xで〇〇についてどんな意見が出ているか要約して」と頼むことで、ノイズを見ずに世論の温度感だけを把握しています。
2. ChatGPTを「セカンドオピニオン役」にする
第一印象のなれなれしさが理由でメインからは外したChatGPTですが、論理構成や多角的な視点出しの能力が高いのは事実です。
そのため、Geminiと壁打ちしていて「Geminiの回答とは別の切り口や、あえて反論の意見も聞いてみたい」というときにだけ、ChatGPTを開いて単発で質問を投げています。
自分とは異なる視点を手に入れるためのセカンドオピニオン役です。
3. Claudeを「コードレビュー役」にする
月額課金では制限が厳しすぎて常用を断念したClaudeですが、その高いコーディング能力は捨てがたいです。
そこで、「Geminiで作ったプログラムのソースコードを貼り付けて、おかしな点や改善点がないかレビューしてもらう」というレビュアー役として使っています。
現在のChatGPTやClaudeは、無料プランでも上位の高性能モデルが回数制限付きで使えるようになっています。
ゼロから長文コードを何度もやり取りしながら書かせるわけではないので、「別の意見を1つ聞く」「コードを1回レビューしてもらう」といった単発のスポット利用であれば、無料枠の範囲で十分に収まります。
このように、「メインの作業はGeminiで上限を気にせず回し、特異な強みを持つ他サービスは無料枠でスポット利用する」という役割分担にすることで、課金は最小限で割と快適な環境ができました。
AntigravityとObsidianの導入で、Geminiの使い勝手が良くなった
Geminiを契約してしばらくの間は、ブラウザ上のチャット画面で使っていました。
最近は「Antigravity」と「Obsidian」を組み合わせるようになり、そこから使い勝手がさらに向上しました。
この2つについて簡単に補足します。
- Obsidian(オブシディアン)
PCのローカル環境にMarkdown形式でメモを蓄積していくナレッジベースアプリです。
ノート同士をリンクで繋ぐことで、自分だけの「第二の脳(Second Brain)」を構築できます。
データがローカルPC内にあるのが特徴です。
YouTubeではClaudeと組み合わせる動画が多数ありますが、Geminiと組み合わせることもできます。
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Obsidian - Sharpen your thinking
The free and flexible app for your private thoughts.
obsidian.md
- Antigravity(アンチグラビティ)
Googleが開発した次世代のエージェント型AI開発支援ツールです(開発用エディタ環境)。
Geminiのモデルを頭脳として使いながら、PC内のローカルファイル群を直接読み込んだり、ファイルを新規作成・編集したり、コマンドを自動実行したりできる自律型エージェント環境を提供します。
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Google Antigravity
Experience liftoff with the next-gen agent platform
antigravity.google
「毎回前提を説明する手間」がゼロになった
ブラウザのAIチャットを使っていて一番面倒なのは、「毎回自分の好みや前提条件を長文プロンプトで説明しなければならないこと」です。
しかし、Obsidianの中に自分の価値観や作業ルール(「長文入力は嫌い」「淡々と事実だけ答えてほしい」など)をまとめたノートを用意し、それをAntigravity経由でGeminiに読み込ませるようにしました。
すると、Geminiは私の性格や好みのフォーマットを完全に把握した状態で、質問に回答してくれるようになります。
この環境が整ったことで、Geminiの満足度は跳ね上がりました。
まとめ:いろいろ試して、身の丈に合ったものを探すのは面白かった
世の中のレビューを見ていると、「どのAIが一番賢いか」「どれが最強か」といったベンチマークスコアばかりが注目されがちです。
しかし、実際に1年間色々なサービスを1ヶ月ずつ使ってみて実感したのは、「道具としての相性と、自分の身の丈に合うかどうかが一番大事」ということでした。
多少の粗はあっても、価格が手頃で、上限を気にせず使えて、自分のローカル環境(ObsidianやAntigravity)と連携できるGeminiが、今の私にとっては最もストレスのない選択肢でした。
とは言っても「Geminiをずっと使い続けたい」と固執しているわけではありません。
AIの進化は早いため、今後もっと安くて使いやすいサービスが出てくれば乗り換える可能性があります。
ただ、ネットの評判を鵜呑みにせず、自分の手でいろいろ実際に試してみて「今の自分にちょうどいい身の丈に合った道具」を探す過程は面白かったです。
趣味で使っている以上、無理に高い料金やオーバースペックを追いかける必要はありません。
今後もしばらくは、Geminiをメインに据えながら無料枠を組み合わせる形で様子見していこうと思います。