よくニュースで見る場所に行ってみました。
日本証券取引所を見学してみよう
日本証券取引所をご存知でしょうか。
名前は聞いたことがあっても、実際にどこにあって何をしている場所なのか、詳しく知らない方も多いのではないでしょうか。
では、以下のような画像を見たことはありますか?

テレビの経済ニュースや日経平均株価の速報などでよく映し出される、円形の電光掲示板が印象的な場所。
こちらが「日本証券取引所」です。
私も長年ニュースで見慣れていますが、実際に訪れたことはありませんでした。
そこで今回は見学に行ってみることにしました。
証券取引所とは
「証券取引所」とは、株式などの金融商品が集中して売買される専門の市場です。
日本には東京、大阪、名古屋、福岡、札幌の5カ所に証券取引所があります。
証券取引所
株式等が集中的に売り買いされる専門の場所。
https://www.nomura.co.jp/terms/japan/si/syokentorihiki.html
日本では東京や大阪など全国に5カ所あり、そこでは、「取引参加者」と呼ばれる一定の資格を持った証券会社等の金融商品取引業者や登録金融機関を通じて株式等が売買されている。
今回は東京都中央区日本橋にある「東京証券取引所(東証Arrows)」を見学しました。
ここは、日本最大級の金融市場であり、日経平均株価やTOPIX(東証株価指数)といった日本を代表する株価指数が算出される場所でもあります。
実際に見学してみた
見学の詳細は公式サイトでも確認できますが、以下にポイントをまとめます。
- 見学可能日:平日のみ(土日祝は見学不可)
- 入場料:無料
- 予約:10名未満のグループは予約不要
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東証Arrowsについて | 東証Arrows見学 | 日本取引所グループ
東証Arrows見学のページ。東京証券取引所、大阪取引所、東京商品取引所等を運営する日本取引所グループ(JPX)のサイトです。
www.jpx.co.jp
見学前検査を受け、受付に向かう
まず、建物に入る際に金属探知機と手荷物検査が行われます。
その後は受付に向かい、見学者用のカードホルダーを受け取り、首に掛けます。
ここからは自由見学となります。
カードホルダーは退館時に返却します。

自由見学エリアを回る
見学は自由見学形式で、自分のペースで館内を回ることができます。
事前に見学エリアのマップを確認しておくとスムーズです。
見学できる範囲は以下のリンクからマップ確認できます。
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見学マップ | 東証Arrows見学 | 日本取引所グループ
東証Arrows見学のページ。東京証券取引所、大阪取引所、東京商品取引所等を運営する日本取引所グループ(JPX)のサイトです。
www.jpx.co.jp
動画でオンライン見学もできます。
実際に歩き回った感想ですが、平日に訪れたためか館内は静かで人も少なかったです。
最も人が集まっていたのは「オープンプラットホーム」というエリアです。
報道関係者が大型カメラを持って株価ボードに至近距離まで近づいて撮影している様子が見られました。

「上場の鐘」も見学エリア内に設置されていました。
私が見学した日は上場イベントがなかったため静かでしたが、企業が上場する初日はこの鐘を鳴らすセレモニーが行われるそうです。
もうひとつの見どころは「マーケットセンター」です。
上部の円形部分には、銘柄名と株価がLEDでぐるぐると表示されています。

15時30分になると取引が終了し、閉場の合図として鐘が鳴ります。
その瞬間、LEDの表示スピードがゆっくりになります。
表示スピードは4段階あるようです。
他にも資料室や物販もありますが、そちらは実際に見ていただければと思います。
見学を終えて
ということで日本証券取引所の見学でした。
見学を通して、テレビで見慣れた場所が実際はどのようになっているのかを知る良い機会となりました。
入場無料で、予約も不要、そしてアクセスも茅場町駅や日本橋駅から10分ほどの徒歩圏内と行きやすいです。
唯一のハードルとしては平日しか見学ができないという点ですね。
金融や株式に詳しくなくてもよいですが、多少知った上で見学すると楽しいです。
メディア越しに見ていた場所を実際に見学してみてはいかがでしょうか。