来月の野菜の価格についてメモ。
前回の野菜価格についての話はこちら。
2022年2月の野菜価格動向
1月は白菜、キャベツ、きゅうりが安くなっていました。
高騰していたのはじゃがいも、玉ねぎです。
2月も高騰状況は変わらないです。
- 野菜の生育状況及び価格見通し(令和4年1月)について【農林水産省】
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https://www.maff.go.jp/j/seisan/ryutu/yasai_zyukyu/attach/pdf/index-2.pdf
www.maff.go.jp
にんじん(2月前半)、はくさい、ねぎ が安くなるようです。
にんじんが前半までなのは以下の理由
2月下旬にかけて、関東産の出荷が終盤に向け減少するため、2月後半の出荷数量、価格ともに平年並みに戻る見込み。
https://www.maff.go.jp/j/seisan/ryutu/yasai_zyukyu/attach/pdf/index-2.pdf
関東産のにんじんについては、生産量を見るとわかります。
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https://www.maff.go.jp/j/kids/crops/carrot/farm.html
www.maff.go.jp
生産量の2位が千葉県です。
関東産のにんじんは、生産量の18%を担う千葉県のことだと思います。
とはいえ価格が平年並みに戻るだけなので、特別悪いことが起こっているわけではないです。
順位 | 都道府県 | 構成比 |
---|---|---|
1位 | 北海道 | 30.3% |
2位 | 千葉県 | 18.1% |
3位 | 徳島県 | 7.9% |
逆に高騰している野菜は、じゃがいも、玉ねぎです。
先月と同じです。
- 食品の価格動向(野菜)【農林水産省】
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https://www.maff.go.jp/j/zyukyu/anpo/kouri/k_yasai/attach/pdf/h22index-5.pdf
www.maff.go.jp
調査期間:1月17日~1月19日
だいこんが平年より74%の価格になっています。少しお安い。
レタスは平年より79%の価格です。
レタスが特別安いかというと、そうでもないです。
「平年並み」は平年との比率が80%以上、120%未満なのでギリギリ安いくらいです。
先月の見通し通り、平年並みに推移しているようですね。
牛乳の廃棄危機回避について
年末年始は牛乳の供給量が多い状態になっていました。
この場合、野菜のように価格が下がるかというとそうでもなく。
過剰な牛乳は廃棄されます。
ということで廃棄回避のために牛乳を買ってくださいねという話が年末年始にありました。
私は牛乳を常備しているのでいつも通り買っています。
ほうじ茶ラテ用です。
広報の方の努力の甲斐もあり、廃棄は回避されました。
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年末年始の処理不可能乳発生回避について | 一般社団法人Jミルク Japan Dairy Association (J-milk)
www.j-milk.jp
一時的な危機は回避できましたが、学校の長期休暇時の消費縮小などの課題は残ったままです。
牛の体調にも左右されるので難しいですね……
見通しと課題についてはこちら
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2022年度の生乳及び牛乳乳製品の需給見通しと課題について(2022年1月28日公表) | 一般社団法人Jミルク Japan Dairy Association (J-milk)
www.j-milk.jp
関心を持つきっかけ
野菜や酪農に対して気に掛けるようになったのは百姓貴族を読んだからです。
少しでも別分野の環境を知るきっかけには良いと思います。
来月も価格動向を確認する予定です。