契約するのが面倒な人にはいいかもしれないと思います。
きっかけについてはこちら参照
プリペイドSIMとは
使い切りタイプのSIMがプリペイドSIMです。
プリペイドカードのSIM版ですね。
契約が不要なので一時的に別会社の回線を使いたいときに選ぶといいかもしれません。
通常は海外の方が日本国内で旅行する際に使用します。
家電量販店でプリペイドSIM、または旅行用SIMとして置かれています。
購入したプリペイドSIMについて
今回使用したプリペイドSIMはこちら
Softbank回線で3GB分の通信が使用できるプリペイドSIMです。
私のメイン回線がauなので、au以外の回線を試しています。
届いた商品の中身は画像の通りです。
左はSIMと説明書が入っている袋。
右上が取扱説明書。
右下がSIMです。
取扱説明書は1枚の紙のみという薄さです。
SIMを挿せば使えるという内容となっております。
使用できるようにする手順
簡単に説明すると、SIMを挿して再起動すれば使用できます。
しかし他に契約している回線があった場合は上手くいかない可能性があります。
ということで、確実に使用できる手順を記載しておきます。
使用しているスマートフォンはiPhone8、iOSバージョンは15です。
普段使用しているプロファイルを削除する
契約している通信事業者のプロファイルを削除します。
元のSIMに戻す際に削除したプロファイルを再度ダウンロードする必要があります。
プロファイルのダウンロード先を事前に把握しておきましょう。
まず、VPNとデバイス管理を開きます。
設定>一般>VPNとデバイス管理
私はBIGLOBEモバイルで回線契約をしているので「BIGLOBEモバイル ver.3」を選択し、削除します。
これでプロファイルの削除ができました。
SIMカードを差し替える
スマートフォンに挿しているSIMカードを差し替えます。
スマートフォンから外したSIMカードを紛失しないように注意してください。
機種によってはSIMカードを2枚入れられるものもあります。
その場合は差し替えではなく、空いているスロットに入れたほうが紛失しなくて済みます。
スマートフォンを再起動する
SIMカードを差し替えただけでも回線を使用できるように見えますが、4Gではなく3Gになっており回線が使用できない場合があります。
この場合はスマートフォンを再起動することで4Gで使用できるようになります。
設定はこれだけです。
あとはSIMで使用できる通信量に達するか、使用期限が切れるまでSoftbank回線を利用することができます。
こちらが再起動後。
4Gになっていると使用することができます。
通信データ残量の確認方法
通信データ残量を知りたい場合は以下のリンクから確認することができます。
事前にプリペイドSIMを挿した状態にしてください。
-
Prepaid SIM for Travel | スマートフォン・携帯電話 | ソフトバンク
「Prepaid SIM for Travel」は、訪日旅行者向けのデータ通信専用プリペイドSIMサービスとなります。
www.softbank.jp
画像の赤いボタンを押下すると、通信データ残量が表示されます。
別のスマホに差し替えても確認することができます。
赤いボタンを押下すると以下画像が表示されます。
データ量を使い切るとモバイル通信が使えなくなりますし、データ残量は確認できなくなります。
以下画像はデータ残量を使い切った状態で残りのデータを表示するページを表示しています。
元のSIMに戻す手順
普段使用しているSIMに戻す手順を記載します。
SIMに対応したプロファイルをインストールする
プリペイドSIMに差し替える際に削除したプロファイルを再度インストールします。
プロファイルはSIMに対応したサイトからダウンロードしてください。
そしてダウンロードしたファイルを選択し、インストールする操作をすることでプロファイルを使用できるようになります。
構成プロファイルにインストールしたものが表示されればOKです。
SIMカードを差し替える
プリペイドSIMを普段使用しているSIMに差し替えます。
スマートフォンを再起動する
スマートフォンによってはSIMカードを差し替えた時点で使用できるようになる可能性はありますが、念のため再起動します。
これで元のSIMを使用できるようになりました。
別のOS端末に差し替えても問題ない
今回は2つのOSでも使用できるか確認しました。
使用したスマートフォンは iPhone8(iOS)、moto e32s(Android)です。
諸事情でAndroidのスマートフォンを買いました。
諸事情については後述のデメリットにて記載しておきます。
メリットとデメリット
プリペイドSIMを使用した感想をまとめておきます。
プリペイドSIMを使うか、他の回線のSIMを契約するかどうかを検討される際に参考になればと思います。
メリット
メリットは以下の通りです。
- 契約しなくても他会社の回線を利用できる
- 一時的な出費で済む
契約しなくても他会社の回線を利用できる
SIM契約する場合だと契約の手間がかかり、契約解除時に違約金がかかることがあります。
プリペイドSIMは使用したいデータ通信量を買い切る方式であるため、SIM契約が不要です。
他会社の回線を短期間のみ使用したい場合はプリペイドSIMのほうが手を付けやすいです。
一時的な出費で済む
SIM契約した場合は月額料金が発生するため、継続的に料金を支払うことになります。
povoなどのようにデータを使用した分だけ料金が発生するサービスもあります。
先述したようにプリペイドSIMは買い切りなので追加料金が発生しません。
デメリット
デメリットは以下の通りです。
- SIMの差し替えが発生する
- データ通信専用SIMを差し替えた場合に使用できなくなる機能がある
- 通話ができない
- SMSもできない
- SIM契約より料金は高め
SIMの差し替えが発生する
SIMを入れるスロットが複数あれば問題ないのですが、スロットが1つのみのスマートフォンを使用している場合はSIMカードの差し替えが発生します。
使い切るまでプリペイドSIMを差し替えないのであれば手間は少ないです。
しかし元のSIMを使用するために何回も差し替えることになると、かなり面倒になります。
プロファイルのインストールや削除を繰り返すことになります。
データ通信専用SIMを差し替えた場合に使用できなくなる機能がある
こちらが個人的には一番デメリットを感じました。
プリペイドSIMは通話対応したものもありますが料金が高めです。
短期間の使用ということもあるので基本的にはデータ専用のプリペイドSIMを選ぶことになります。
データ専用を選ぶと通話に関する機能が使用できなくなります。
通話に関してはLINEやDiscordを使えばいいので特に困ることはありません。
どちらかというとSMSが使えなくなることのほうが困りました。
SMS機能を使用したワンタイムパスワードができなくなります。
私はワンタイムパスワードを使用する機会があったこと、電話番号を使用した通話が必要な時期にプリペイドSIMを使用していたこともあったので不便さを体感する機会が多かったです。
そのような経緯があったのでAndroidのスマートフォンを購入し、プリペイドSIM専用機にしました。
スマートフォン2台持ちです。
そして普段使用しているSIMは最低限のデータ使用量(1GB)、足りない分はプリペイドSIMで賄う運用にしていました。
SIM契約より料金は高め
料金はSIM契約の月額料金よりプリペイドSIMのほうが高いです。
通話機能付きとなると更に料金が高くなります。
とはいえ一時的な出費で済みます。
高めの料金を一時的に支払いたいか、継続的に低い料金を払い続けるかの違いになるので個人の好みによると思います。
使用した上での感想
プリペイドSIMを使い切ってからの感想になります。
通信については特に困ることがなかったので、緊急時に使うという運用でよいと思いました。
緊急時にプリペイドSIMが購入できるかという問題はありますが。
事前にプリペイドSIMを買っておいて緊急時に使うという手もありますが、プリペイドSIMの使用期限があるので常備には向いていないです。
使用期限が半年としても年に2回は購入する必要があります。
常備するなら低価格のSIMを契約したほうがいいと思います。
現状の私はメイン回線がau回線であること、大体の時間はWi-Fi環境にいます。
au回線に異常があってもWi-Fi環境でどうにかできるので、しばらくは緊急時にプリペイドSIMを購入する対応にするつもりです。
もしメイン回線をau回線以外に乗り換えた場合はサブ回線にau回線を据えようと思います。
※povoがau回線
プリペイドSIMは買い切り使い切りなので、お試ししやすいです。
気になったら試してみてはいかがでしょうか。