お出かけ 日記

【見学】日本銀行を見学してみた

ニュースでよく見るあの建物を見学することにしました。

日本銀行を見学してみよう

テレビの経済系ニュースで頻繁に映し出される建物、日本銀行。
特徴的な「円」の字を模した屋根が印象的です。

日本銀行
日本銀行

www.boj.or.jp

この建物の内部は一体どのような造りになっているのか気になりませんか。
私は気になります。

実際に見学してきたので、その体験を今回は伝えたいと思います。

見学のダイジェスト版動画はこちら。

オンライン見学もできます。

オンライン本店見学
オンライン本店見学

www.boj.or.jp

見学は予約制

まずは見学予約をしましょう。
日本銀行の見学は無料で参加できますが、予約制となっています。

1回あたりの見学者数に制限があるため、希望日の1〜3ヶ月前に予約を取る必要があります。

私の場合は2ヶ月先の予約となりました。
もし東京観光で日本銀行見学をする際は、早めの予約をお勧めします。

日本銀行について - 本店見学
日本銀行について - 本店見学

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見学当日

当日は指定された受付時間に集合し、受付を済ませます。

受付後にお手洗いに寄ることができるので、できるだけ利用しましょう。
日本銀行本店にお手洗いは存在しません。

では入場しましょう。

受付後の風景

銀行の入口で手荷物検査と金属探知機検査を受け、荷物をロッカーに預けます。

ここからガイド付きの見学が始まります。

所要時間は約1時間。
建物は地下1階、地上2階まであります。

自由散策ではなく、ガイドの案内に従って移動する形式です。
撮影可能なエリアは限られているため、見学に集中できる環境になっています。

建物の真実:象徴的な外観の現実

ガイドさんからの説明で知ることになったのですが、ニュースで見慣れたあの建物は、現在は主に見学用の施設として機能していました。

実際の日本銀行業務は、周辺の建物で行われています。
メディアに映る建物は、日本銀行の「顔」としての役割を果たしているのです。

建物2階の廊下には歴代総裁の肖像画が並んでいます。
当時の部屋の内装や風景を背景とした肖像画となっており、時代の変遷が表現されています。

初期は大型で背景付きの絵画なのですが、後に証明写真風の小さな写真へと変化しています。
額縁のサイズも小さくなりました。

この変化からも、時代と共に変わってきた組織文化を垣間見ることができます。

屋根の秘密:偶然生まれた「円」のデザイン

建物の特徴である「円」の字を模した屋根についてですが、
建設当時は意図されたものではなかったという説明がありました。

当時使用されていた漢字は「圓」です。
どのような経緯で「円」の屋根になったのかは不明だそうです。
不思議ですね。

「円」の屋根が見える写真

地下金庫:金融の中枢を支えた歴史的空間

最も印象的だったのは地下の金庫です。

エレベーターで地下に移動します。
エレベーターの定員が約15人程度であることから、これが1回の見学人数の上限を決めている要因の一つかもしれません。

金庫には分厚い金属製の扉や、かつて使用されていたトロッコの軌道が残されています。
現在は展示スペースとなっており、お金に関する資料や写真、ダミーの札束が展示されています。
金融システムを物理的に支えていた時代の重厚さを感じることができる空間です。

金庫は撮影可能です。

ダミーの札束
紙幣の人物の身長

記念品:ここでしか手に入らない特別なもの

見学の最後には、裁断された紙幣をいただくことができます。
これは使用済みで細かく裁断されているため通貨としての価値はありませんが、このような場所でしか入手できない貴重な記念品です。

ショッピング:見学の余韻を形に残す

見学後はショップで買い物を楽しむことができます。

お金にちなんだ商品やお菓子が販売されており、裁断された紙幣入りのボールペンやマウスパッドなど、ユニークなアイテムが揃っています。購入を逃した場合は、隣接する貨幣博物館でも同様の商品を購入できます。

貨幣博物館:セットで訪れたい関連施設

時間に余裕があれば、貨幣博物館の見学もお勧めします。

こちらは予約不要で、日本銀行見学と同様に無料、手荷物検査があります。
お金の歴史について、より詳しく学ぶことができる施設です。

貨幣博物館
貨幣博物館

www.imes.boj.or.jp

まとめ:歴史と現代が交差する貴重な体験

今回の見学を通じて、ニュースで見慣れた建物の姿を知ることができました。

メディアに映る建物が象徴的な役割を果たしていることや、歴史ある建築に込められた時代の変遷を肌で感じることができる、価値ある体験でした。

歴史的建造物に興味がある方、金融システムの歴史に関心がある方には、特にお勧めしたい見学です。
東京観光の一環として、普段は見ることのできない日本の金融の中枢部を訪れてみてはいかがでしょうか。

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