要はSNS疲れ。
こういう理由でやめることもあるよという話。
私のTwitter歴
私がTwitterでアカウント作成した日付は 2010/4/23。
今日が 2022/7/24 なので12年前から続けていることになります。
一度アカウントの再作成をしているのでTwitter上は2014年7月からになっていますが。
ガラケーでツイートしていた頃が懐かしいです。
何を言いたいかというと「ちょっとSNSを始めてみたけど私に合わなかった」という話ではないということです。
長年続けていたことに嫌気がさすということは珍しいのでメモしておきます。
Twitter疲れの要因
Twitterを始めてから色々なことがありました。
東日本大震災が起こりましたし、私は学生から社会人になりました。
それでも相変わらずゲームは好きでしたし、ネットの流行り廃れを見ることを楽しんでいました。
主な利用方法としてはタイムラインを眺めて好きな絵を見たり、気になる話題を追ったりしていました。
特に苦痛だと思うことはなかったのですが2020年から薄々SNSを続けないほうが良いと感じるようになります。
不穏な話題と意見がじわじわと積み重ねった結果、自身の許容量を超えてしまったのが2年後の現在です。
要因は主に3つ。
- 新型コロナウイルス感染症による雰囲気の悪さ
- 参議院選挙時のエコーチェンバー現象
- ツイート以外の機能やbotの増加
他にもあるんですけど致命的だったものを挙げています。
新型コロナウイルス感染症による雰囲気の悪さ
新型コロナウイルスが日本に上陸してからは外出の回数は減り、マスク着用が必須になる世の中になりました。
感染症対策としては有効ですし、これからも個人が粛々と対処していくことになるのでしょう。
正体不明のウイルスが上陸してきたので政治的対応も急ごしらえになってしまうことは否めません。
よくわかっていないウイルスに対して何をすれば有効なのかが不明確ですが、暫定対応していかないと死者数が爆増するかもしれない。
そのために的外れな対応になることは致し方ないとは思っています。
結局は人間が調べて、人間が判断して、人間が対応しているのでね。
ヒューマンエラーや判断ミスはなくならないです。
とはいえ自身の払った税金を蔑ろにされてもいいというわけではありません。
あくまで無駄な対応は少ないほうがいいねという話です。
2020年前半のTwitterでは対処について発表されるたびに批判的なツイートを多く見かけました。
批判自体はあってよいと思いますが、批判と誹謗中傷の違いがわかっていなかったり、全否定して一切受け付けなかったりするものが多かったです。
何より全否定している人が集団になって共感し合っていることに気持ち悪さを感じました。
人間の数は多いのに話している内容が同じです。
私が見たものはbotかもしれない。または愚痴のバリエーションが少ないのかもしれないです。
そのような集団は珍しいということでもないようですが、赤の他人が怒っているのを見るのは嫌です。
電車で大声で怒りながら通話している人くらいには嫌です。
この時期からSNSの駄目なところが鼻につくようになってきました。
怒りのツイートについては以前から辟易としていまして。
2020年より前からよくないと思っていたTwitterの機能があります。
「トレンド」です。
楽しいイベントや話題ならよいのですが、ほとんどは政治関連のハッシュタグです。
過激な人がハッシュタグで何回もツイートしたものが集計されるので楽しくないです。
政治のことを考えてほしい気持ちがあるのかもしれないですが、こちらとしては「うるさい」なんですよね。
人狼ゲームなら喋り過ぎでノイズになるので吊られますよ。
コロナウイルスの話題が追加されたので、トレンドはコロナウイルスと政治批判で埋まりました。
何日も変わり映えしないトレンドは機能して終わったと思ったので見ることを止めました。
トレンドを見たくない人はTwitterの言語設定を海外の言語に変更するといいですよ。
トレンドが海外言語になります。
![](https://hobbysearcherblog.com/wp-content/uploads/2022/07/156ED221-CC3F-4888-BF15-80627A73DF77-597x1024.jpeg)
![](https://hobbysearcherblog.com/wp-content/uploads/2022/07/58289C75-41BF-49D0-A6C4-AF33C8B2F1F8-643x1024.jpeg)
参議院選挙時のエコーチェンバー現象
選挙自体の話ではなく、選挙の結果とTwitterの反応のズレが気になったという内容です。
毎度のことなのですが選挙の時期になると「投票に行こう!」という内容のツイートが増えます。
「この政党は駄目」「この政党がいい」もセットなので要は「投票に行っていない人は私の支持している政党に投票しろ」ということなんだろうなと思っています。
今回の参議院選挙結果は与党が過半数の議席を獲得、投票率は56.55%でした。
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【参院選】参議院議員選挙情報 : 読売新聞
【読売新聞】参議院議員選挙(参院選)のニュース速報をお伝えします。過去に行われた参院選の選挙結果も掲載しています。
www.yomiuri.co.jp
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参議院議員選挙投票率 | 東京都選挙管理委員会
東京都選挙管理委員会事務局のホームページ
www.senkyo.metro.tokyo.lg.jp
Twitterの雰囲気は野党支持が多く、投票に行ってきたアピールも多かったです。
結果としては民衆の志望にそぐわないという事態になりました。もちろん不満の声が高まります。
支持した党が選ばれなかったことへの不満を漏らす、投票に行かない見ず知らずの人を責めるなどなど。
この時に私が何を思ったのかというと「同じことを繰り返している……」でした。
今回の選挙のみ起こったことではないです。
以前の選挙でも同じことが起こっていました。
同じように民衆の志望とは異なり、与党が多くの票数を集め、低い投票率に嘆いていました。
前回も今回も同じ流れを見ました。
今回も結果に不満を言うだけの反応だったので、恐らく次回以降も同じ流れを見ることになるのでしょう。
なぜ選挙結果と私が見た世論に食い違いが出たのかというと、普段から見ているグループの思想に偏りがあるからです。
同意見の人が集まって、あたかも自分の意見が正しいと思い込む現象が起こるようですね。
エコーチェンバー現象、確証バイアスという言葉があります。
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総務省|令和元年版 情報通信白書|インターネット上での情報流通の特徴と言われているもの
www.soumu.go.jp
あとは非難する人の声が大きいです。ノイジーマイノリティです。
同意見には協調し、反対意見には攻撃することがあるので、いさかいに巻き込まれたくなければ何も喋らないほうが無難です。
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「ノイジーマイノリティ」の意味や使い方 わかりやすく解説 Weblio辞書
派閥の中で、決して多数派ではないものの、声高な主張を繰り返すことで大いに目立ち、印象の残りやすい派。Weblio国語辞典では「ノイジーマイノリティ」の意味や使い方、用例、類似表現などを解説しています。
www.weblio.jp
現在でも悪い流れだと思っているのですが、さらにノイジーマイノリティとサイレントマジョリティーが極端化していきそうで恐ろしいです。
ノイジーマイノリティは自身と完全一致しない意見が出ると全力で否定する。
サイレントマジョリティーは少しでも発言すると噛みつかれるので全く意見しなくなる。その場から離れていく。
もしかするとTwitterの衰退を生きているうちに見られるかもしれないですね。
愚痴ばかり言っても状況が変わるわけでもないですし、再び選挙で同じパターンを繰り返さないようにするためにはどうすればいいのかという話もしておきます。
一意見としては、投票率を上げるためにTwitter外での広報活動が要ると思います。
Twitterでの広報活動は現状維持として残しておいて、他のSNSなどで投票率の低い年代や地域に投票のメリットを地道に広報する。
Twitterのみでアピールしても現状は変わらないと思っています。
同じ意見のグループで主張しても共感を得られるだけで、無投票層を動かす力は期待していません。
Twitter利用者の投票率はすでに高そうなので、これ以上投票率を上げるのは難しそうだとも思っています。
投票率を上げるための意見であり、支持する政党を勝たせるための方法ではないことはご容赦ください。
次回の選挙がどうなるのかはわからないですがTwitterは見たくないです。
同じものを見ることになりそうなのと、エコーチェンバーの中で過ごしたくないですし。
ツイート以外の機能やbotの増加
私のTwitter利用目的はタイムラインを眺めること、ツイートすることです。
それ以外の機能は不要なので非表示にできればいいのですが、できないのがもどかしいです。
広告が表示されることで不便さも感じています。
収入としての広告表示なので多少はよいのですが、4ツイートごとに1広告がかなり邪魔です。
タイムラインの2割が広告です。
そんな不便さを解消する方法があります。公式アプリ以外を使用するという方法です。
私はfeatherを使用しています。有料アプリです。
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feather for Twitter | covelline, LLC.
covelline.com
featherを使用することでレイアウトやタブのカスタマイズをすることができます。
広告は非表示になります。
前述していたトレンドもタブごと非表示にできます。
デメリットは他人の会話ツリーが見られないくらいです。
スペース、投票機能も使えませんが元から使っていなければ問題ありません。
![](https://hobbysearcherblog.com/wp-content/uploads/2022/07/3855E3AA-BFC0-4D68-91F6-757AA4CFF38C-611x1024.jpeg)
このアプリを使用することで公式アプリに対する不満は解消されました。
しかし、アプリを変えても出てくる問題があります。botです。
「ナイト」というユーザ名、下着の女性アイコンをリプライ欄で見たことはないでしょうか。
引用リツイートの内容をコピーしてリプライするbotです。
気にしなければよいという話ではあるのですが、1ヵ月以上増殖し続けています。
「ナイト」以外の名前も使うようになりました。
このままだとbotから拡散されたツイートなのか、そうでないのかを判断しないといけなくなりそうです。
これがかなり面倒です。
botから発信された情報かどうかも疑っていくことになります。
現時点でデマ情報を確認する作業もあります。
情報収集としてTwitterを利用することは労力に見合わないなと思うようになりました。
Twitter離れをするための対応方針
昔は言いたいことを言って楽しんでいたのですが、今は他人の顔色を気にするようになりました。
攻撃的な人を刺激しない言い回しに書き直す。話題の事件や問題には口出ししない。
そのような立ち回りを続けていましたが、ついに続けることが面倒になりました。
面倒くさがりな私にとっては致命的です。
今は何も見ても嫌になるようになってしまったので、Twitterを利用しないことを目標にします。
私がやめても損は無いですし。
Twitterの利用時間を減らす
Twitterをやめるならアカウントを消すのが手っ取り早いです。
そうしたいですが友人との連絡手段として残しておきたいのでアカウントは消しません。
私にとっては利用時間を減らすだけでも大きな意味があります。
以下の画像は一週間のアプリ利用時間です。
「SNS」が17時間ですね。
こちらは日付が変わってすぐに撮ったスクリーンショットなので実質6日分です。
睡眠時間を除くと一週間のうち最低1日がSNSで消失していることになります。
今までどれだけの時間を無駄に捨てたかを考えないほうがよさそうです。
![](https://hobbysearcherblog.com/wp-content/uploads/2022/07/67161207-0C64-404E-A13B-D3DC86F24F9F.jpeg)
具体的に何をするかというと、アプリに制限を設けます。
まずは利用時間制限。
こちらはiPhoneの機能で設定できます。
設定>スクリーンタイム>App使用時間の制限
※ バージョンは iOS15.6
![](https://hobbysearcherblog.com/wp-content/uploads/2022/07/B93C3088-BC10-4490-B2D1-F7F8FCA29BD8.jpeg)
注意点としては、制限がかかった状態でもパスワード入力すれば一時的に解除することができます。
解除しないように耐えましょう。
![](https://hobbysearcherblog.com/wp-content/uploads/2022/07/70A358F1-B5FA-4C0A-8FC1-FF700BB3ECA9.jpeg)
もうひとつ、利用を減らすためにfeatherの設定を変えました。
ホームタブを表示させないようにします。
ホームは自分がフォローした人のツイートが表示されます。
自分が見たいものが集まっています。
それを見えないようにします。
同時に自分のツイートが表示されなくなるので、自分がコミュニティに参加しているような気分を無くします。
どうしても見たい情報がある場合はリストを作ります。
セール情報と災害情報しか入れていません。
![](https://hobbysearcherblog.com/wp-content/uploads/2022/07/217C3EBA-EAD0-4E19-A3B4-2E322F4D2EF9-599x1024.jpeg)
この方法で様子見してみます。
ツイートからブログ記事作成中心へ移行
私が今まで何をツイートしていたかというとゲームの感想や考察、独り言です。
それをブログで代用していきます。
大した内容ではないので140文字以内でも十分な生活を続けてきました。
ちょっとした呟きを140文字を超える文章にすることで、もっと具体的な考えを持てるようになればいいなと思っています。
小中学生の頃は読書感想文を書くことが苦手でした。
長々とした本を読みたくないですし、考えて感想を書きたくなかったです。
9割あらすじ、1割感想という書き方をしていました。
そのような昔ほどの水増しはせず、少しずつ文章を書けるようになりたいです。
文章を書く機会が少ない仕事なのでね。
別サービスへの移住
想定としては「Twitterが無くなったらどうするか」。
その場合の対応としては
- 似たサービスを利用する
- 自分の利用したい機能に合わせたサービスを利用する
ということになると思います。
似たサービスとしてはマストドンがあります。
インスタンスが分かれており、有名なのはPawooです。
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https://russelhelp.zendesk.com/hc/ja/articles/360039186894-Pawooとは-
russelhelp.zendesk.com
自分の利用したい機能に合わせたサービスについては人によります。
私はペイントソフトを使って落書きをすることがあります。
Twitterを使えないとなると、落書きの置き場所を探すことになります。
大きな場所であればpixivなのでしょうが、個人的にはポイピクが丁度よいです。
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Illustration&more Box [POIPIKU]
A box to put illustrations and such in.
poipiku.com
他の趣味についてはブログで代用します。
再びTwitterに戻る可能性について
今はSNS疲れが最高潮になっているので、しばらくは戻りたくないです。
疲れが無くなったら戻るかもしれないですがいつになるのやら。
私がTwitterに戻るかどうかの条件は記載しておきます。
実際に戻ろうとしたときの指標にします。
戻る要因
- 全てのツイートへのリプライを非表示にできるようになる
- botを一括ブロックできるようになる
- アカウントを再作成する
- 見てて楽しいコミュニティがある
依存から脱却できるかはこれからの対応次第
対応内容については前述しましたが実際に行動していくのはこれからです。
とりあえず一週間、一ヵ月と続けられるか様子見です。
それによって生活の変化があればいいんですけどね。
とりあえず空いた時間は積みあがった本を消化していきます。
今までありがとうTwitter。
それではまた。