国会議事堂を見学してみよう
以前から気になっていた国会議事堂を見に行ってきました。
行ってみようと思ったのには理由が2つあります。
まず1つ目は、動画でよく目にする場所だからです。
ニュースやドキュメンタリー、時にはバラエティ番組でも登場する国会議事堂。
「実際はどんな場所なんだろうか」と興味がありました。
そして2つ目は、入場料が無料だからです。
気軽に入れるイメージがなかったのですが、調べてみたら無料で見学できることがわかりました。
国会議事堂とは
国会議事堂とは、国の唯一の立法機関として法律の制定や予算の議決、内閣総理大臣の指名など国会の議事を行う殿堂です。
1920(大正9)年1月に着工され、1936(昭和11)年11月に完成しました。
建築期間が17年ほどです。
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国会施設案内
www.shugiin.go.jp
見学申込をする
今回は土日に見学できる国会参観(衆議院)に参加しました。
見学時間は60分です。
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国会参観(衆議院)の手続き
www.shugiin.go.jp
団体の場合は事前予約となりますが、少人数であれば予約は不要です。
見学当日は定められた時間帯に受付を済ませます。
受付後はパンフレットがもらえます。
実際のパンフレットは以下のリンクと同じものです。
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参観者用パンフレット
www.shugiin.go.jp
入場前検査を受ける
見学の集合場所は受付と同じ場所です。
建物に入る前に手荷物検査があります。
サクサクと手際よく検査がされるため、そんなに時間はかかりませんでした。
国会議事堂の見学
では国会議事堂を見学していきましょう。
見学時は案内役の方に従って移動します。
国会議事堂内を自由に歩き回ることはできません。
撮影についてですが、案内役から撮影してもよい場所と駄目な場所は伝えられます。
案内役の指示に従いましょう。
基本的に廊下や階段での移動中は撮影不可です。
ちなみにエレベータは存在しません。
古い建築なので。
上の階への移動は全て階段となります。
中庭へ移動する
受付から国会議事堂へ入場し、中庭へ移動します。
中庭には池が設置されており、錦鯉が放たれています。
撮影はし忘れたので
YouTubeの国会施設案内を見ていただければと思います。
衆議院議場へ移動する
中庭を通り抜け、建物へ入ります。
廊下にはレッドカーペットが敷かれており、ふわふわとした踏み心地でした。
階段を上り、衆議院議場へ入室します。
観覧席に座ることができます。
席の一番手前には記者が座る場所があり、メディアで発信されている映像はこの場所から撮影したもののようです。

衆議院議場では、観覧席に座って録音されているガイド音声を聞きます。
国会議事堂は全国の資材を使用された、特注の建物だということを知ることができます。
議場を実際に見た感想ですが、
古い建物ということで荘厳さはありますが、現代建築と比べて不便だなと思うことが多かったです。
まず、椅子について。
座席が建築時の日本人の体格に合わせて造られたということもあり、座面が狭いです。
議員の座席も狭そうです。

そして空調について。
建築当時にエアコンは普及していません。
今は設置型のエアコンがあるようですが、換気等の空調が整っているわけではありません。
国会が催されている時は大人数が集まるので、酸素は薄くなります。
歴史のある荘厳な場所で議論を行うというのも良いですが、個人的には快適な環境がいいなと思いました。
御休所(ごきゅうしょ)へ移動する
議場から出て、次は御休所へ移動します。
御休所とは、国会の開会式で天皇陛下がお入りになる部屋です。
見学では部屋に入ることはできません。
部屋の外からガラス壁を通して部屋を見ることになります。
撮影するとガラスの反射で人が映ってしまうので記事に載せません。
中央広間へ移動する
次に中央広間に移動します。
中央広間には伊藤博文、板垣退助、大隈重信の銅像があります。
ただ、3体の銅像に対して土台は4つあります。
銅像のない土台はあえて作られており、未来に向けたものとのことです。
いつか誰かの銅像が建つんですかね……

各都道府県から贈られた木
国会議事堂の中の見学はこれで終わりです。
最後に国会議事堂の外に出ます。
国会議事堂の敷地内には、全国47都道府県から贈られた木がそれぞれ植えられています。
植えられている木はその土地にちなんだ種類で、都道府県名の札も立てられています。
配布されたパンフレットでも確認することができます。(上記のパンフレットへのリンク参照)
全て種類が異なる木……というわけではなく、いくつか重複しています。
気候が似た地域は同じ木になるということでしょうか。

各都道府県の木が植えられている道を通り抜けると国会議事堂の前にたどり着きます。
ここで見学は終了、解散となります。

見学を終えて
普段は政治に直接関わることのない生活を送っています。
とは言っても間接的には関わりがあります。
今回は実際に国会が行われている場所を見ることができました。
国会がメディアの中だけの存在というわけではなく、実際に存在するものだと感じられる時間となりました。
施設の古さや不便さもありましたが、これも見学したからこその感想だと思っています。
「今も現役で使われている歴史的な場所」であることの証左です。
無料で気軽に見学できたので、気になる方は国会議事堂見学してみてはいかがでしょうか。
あと近辺に国立国会図書館もあるので、寄ってみるのもいいですよ。