情報を整理したい。
ギリシャ神話の本を読んだ
Hadesを始めた当初はギリシャ神話のことを全く知りませんでした。
今まで触れていない世界観を知るには良い機会ですし、ギリシャ神話関連の本を読むことにしました。
初心者に優しそうな内容の本を選んでいるので深い知識は期待しないでください。
読んだ感想としては、やはり事前知識があったほうがゲーム内の会話の解像度が違うなぁと思いました。
また初めから見て回りたくなりますね。
ウラノスの話
本を読んでいて面白いと思った話をまとめておきます。
忘備録も兼ねています。
ウラノスとはティタン神族の族長で、ゼウスの祖父です。
妻は大地の女神であるガイアです。
ウラノスとガイアの子にキュクロプス、ヘカトンケイルがいます。
人間とは違う見た目でして、ウラノスは醜いからという理由でタルタロス(冥界の奈落)に閉じ込めてしまいました。
ガイアは自分の子を幽閉されて怒りました。
そしてガイアの息子であるクロノスにウラノスを去勢することを依頼します。
クロノスは、ウラノスとガイアが寝ている際に乗り込んでウラノスを鎌で去勢しました。
その後はクロノスがティタン神族の族長になります。
ゲーム本編で出てこない神の話題を出した理由ですが、アフロディテとエリニュス(復讐の三女神)と関連があります。
アダマスの大鎌
ガイアがクロノスに与えたのが「アダマスの大鎌」です。
これでウラノスを去勢しました。
怖い。
アダマスとは一番硬いとされている金属です。
アダマスはゲームでも出てきました。
「アダマント」とも言い、ゲームでは「アダマント電磁砲」という武器で登場しています。
素材の名前だったのですね。
女神ヘスティアはゼウスの姉です。
炉の女神で穏やかな性格なのですが、ゲーム中ではエクサグリフの使い手になっているようです。
炉の女神だから火器を扱う設定にされたのでしょうね。
穏やかな性格で銃を乱射するギャップが凄まじいです。
実際にエクサグリフを使ったので尚更そう思います。
去勢後
クロノスはウラノスから切り取った性器を海に投げ捨てました。
性器は海で流されるうちに乳白色の泡が立ち、女神アフロディテが誕生しました。
アフロディテがわからない方でも「ヴィーナスの誕生」の絵はわかると思います。
貝にヴィーナスが乗っている絵。
アフロディテとヴィーナスは同一人物です。
キャラクターデザインが裸なのはヴィーナスの誕生の影響かもしれないですね。
去勢の際に誕生している神はアフロディテ以外にもいます。
エリニュスです。
復讐の三女神とも言います。
メガイラ、アレクト、ティシポネですね。
エリニュスは、ウラノスの傷口から出た血が滴った地から生まれたとされます。
メガイラの説明文に「両親がいない」と記述されていますが、血を基にして生まれたから親がいないということでしょうか。
血は大地に染みており、大地の女神であるガイアが生むという展開もありえますが、資料によって解釈が変わります。
ウラノスの血から生まれたということは、エリニュスもティタン神族に属します。
だから1面ボスのエリニュスを倒した報酬が「ティタンの血」なのかなと思いました。
ハデスを倒した際の報酬もティタンの血なのは、親がティタン神族だからでしょうし。
ウラノスの話はゲーム内で語られることが無いので、本を読んで良かったです。
他にも書きたいことがありますがまた後日まとめます。