原作を遊んだ人への熱いアプローチ。
ファイアーエムブレム無双 風花雪月 体験版のネタバレを含んでいます。
前回はこちら
ストーリーの感想
今回はストーリーについての感想です。
全体的に原作で提示されていた「もしも」の回答を得られる話だなと思いました。
逆に無双の世界の「もしも」が原作に反映されていて面白いです。
まだ体験版しか遊んでいないんですけどね。
オープニング
原作ではベレト、ベレスが見た夢から始まります。
今回も主人公であるシェズの夢から始まります。
セイロスが十傑と戦うシーンもあります。
原作もそうですが、この時期のセイロスは金髪で毛先が薄い緑色です。
時間が経つと髪全体が緑色になり、さらに時間が経つと濃い緑色になるようです。
女神の眷属の見た目の年齢が止まるのは髪の色が変わり始めたタイミングかもしれないですね。
セスリーンは既に髪が緑色になっています。
キッホルも緑色ですが、本編と比べると色が薄いです。
マクイルとインデッハもいます。
四聖人勢ぞろいで良いですね。
このムービーを見たときはマクイルが味方の帝国兵もろとも燃やしていたので敵かと思いました。
当時はアガルタ側に魔獣を操作する技術を持っていないので後ほどマクイル本人と判断しました。
人の姿ではなかったですが共闘していたというシーンが見られただけでも嬉しいです。
マクイルとインデッハを知らない方は原作の金鹿学級でリンハルトをスカウトしてください。外伝で会えます。
もう一つ確認すべき点があります。
こちらのシーンです。
真ん中の白い人物はラルヴァ本人だと思います。
フリューゲル(またはアスラ)の覚醒状態の見た目、袖の感じがラルヴァと一致しています。
シェズからも「前の夢で聞いた声」と言われているので現地に存在していたのかもしれません。
闇魔法をセイロスへ仕向けているので敵側ですね。
勢力として考えられるのはアガルタの民です。周りがダークメイジですし。
そしてセイロスとアガルタの民がぶつかるところで夢から覚めます。
灰色の悪魔との出会い
ここからはシェズに焦点を当てて話を進めていきます。
最初のステージはチュートリアルなので気軽に楽しみます。
兵種アクションの説明もあります。
強攻撃の直後にXボタンを押すと溜め攻撃ゲージが即溜まります。
これは剣士以外の兵種でも活用できる場合があるので覚えておくと少し技の幅が広がります。
そんな感じで練習しながらステージを進んでいくと、所属していた傭兵団は壊滅します。
ジェラルト傭兵団強い。
ここで灰色の悪魔と出会うことになります。
今作のベレト、ベレスは先生になりません。
原作のバルタザールとの支援会話でもありますが、傭兵のまま生きるという「もしも」が実現した世界になります。
私はキャラクターの様々な動向を見るのが好きなので傭兵のままという道が示された世界でどのような行く末になるかとても楽しみです。
この灰色の悪魔と戦うことになりますが攻撃力がとても高いです。
シェズが与えるダメージは一桁代に対して灰色の悪魔は200を超えます。
しかし理不尽な強さではありません。
灰色の悪魔の攻撃パターンが単調なので、攻撃を避けながら少しずつダメージを与えることができます。
これは倒せるのでは……?
とは思ったのですが、時間経過でムービーに強制切り替えされるので倒せません。悲しい。
ムービーで殺されそうになるところで突然シェズが覚醒します。
見た目がラルヴァの顔の紋様や装飾が出てきます。
この状態を「変身」と呼ばれているのですが、後ほど出てくるソロンやタレスに比べると大して変わっていないと思っていました。
ここで私の妄想の話しますが、シェズの正体がシェズの皮を被ったラルヴァだったらどうしようとか思っています。
ラルヴァ自身は何らかの理由で弱体化しており本体の姿が出せない状態なのかもしれない。
あくまで妄想です。当たったらシェズがつらい展開になるので当たらないことを祈ります。
どちらかというとソティスの模倣をしようとしているほうがありえそうです。
話を戻します。
シェズが覚醒したことで場を切り抜けました。
覚醒後も灰色の悪魔は倒せません。悔しい。
ちなみに必殺攻撃で倒そうとしても必ずガードで無効化されます。
結果として負けているので、灰色の悪魔を倒すことがシェズの夢になります。
ラルヴァとの会話
灰色の悪魔との戦闘後にラルヴァとの会話が始まります。
初対面です。
先述した通り、シェズが「前の夢で聞いた声」発言はこのシーンになります。
ラルヴァは心当たりがないようで、本当に記憶にないのか嘘なのかはわかりません。
そしてラルヴァに意味深なことを言われます。
覚醒時に「世界の循環を、君で途切れさせてはならない」という発言もあります。
シェズが生きていることで世界の循環がなされているようですね。
ではシェズが原作ではどうなっているのか。
原作では覚醒しないまま灰色の悪魔に殺されたのかもしれないですし、何かの事故に遭っていたかもしれない。
そうなると原作の世界では「循環」が途切れている状態になります。
循環の意味がわからない、ラルヴァの真意もわからないので発売後に知りたいですね。
級長との出会い
原作との大きな分岐点です。
原作では「必然の出会い」なのですが、今回は「偶然の出会い」です。
必然の出会いであったのはクロードが事前にルミール村に傭兵がいることを知っていたからです。
原作の11月散策でフェルディナントが「級長の誰かがルミール村に傭兵がいることを知っていたかもしれない」と言っています。
最初に野営地から飛び出したのはクロードなので確信を持っていたのでしょう。
本来はルミール村に辿り着くところですがラルヴァの導きでシェズと出会うことになります。
状況は原作と同じです。
3人の級長が賊に追われています。
違うのは共闘する傭兵が異なること。
そして戦闘場所が野営地から近いためなのかアロイスさんが中途参戦してくれました。
これにより賊のコスタスは討伐されてしまいます。
コスタスの寿命が原作より短くなりました……。
折角なので盗賊団の話をしますが、コスタスの盗賊団は「鉄の王」という名前であることを知りました。
盗賊団に名前を付けることは普通なのかどうかはわかりませんが、ユーリスの私兵団は「狼の牙」という名前なので割と命名されているのかもしれません。
野営地へ
級長を助けた報酬を受け取るために野営地へ向かいます。
野営地には士官学校の生徒が集まっています。
ベルナデッタが不参加なのは原作通りです。
シェズはジェラルト傭兵団のいるルミール村に行きたがっていますが、行こうとしても結局は迷子のまま辿り着くことはなかったと思います。
ルミール村の位置を確認してくれるディミトリは優しいですね。
ついでにシェズのプロフィールも見てみましょう。
嫌いなもの「地図を読むこと」。
方向音痴なキャラクターであるため、プレイヤーがマップで迷子になっても個性だと受け止められる素晴らしいキャラクターです。
一点気になるのが好きなもの「育ての母」。
実の両親はいないのだろうかという疑問です。
支援会話にて人と接する機会が少ないまま育ったという話があります。
育ての母が意図的に機会を減らしていたように見受けられるのでシェズの正体か事情を知っているのかもしれません。
この辺りも明らかになることを楽しみにしています。
ガルグ=マク大修道院へ連行される
朝になったらルミール村を目指す予定でしたが、セイロス騎士団に連行されてガルグ=マク大修道院に向かうことになりました。
これでジェラルト傭兵団へ向かう機会はしばらく無くなりました。
連行されなくても会えないでしょうけど。
ムービーの修道院の風景を見たときは「3人の級長が立っているイラストのやつだ!」と思いました。
どちらかというと無双のタイトル画面ですね。
修道院に連行された後は士官学校の生徒にならないかと誘われます。
シェズの見た目が変わることが報告されているようなので監視したい意図があるようです。
莫大な入学金が免除されるようなので悪い話ではないですね。
士官学校はすぐ休止になりますし監視期間は短く済みます。
休止だからシェズを野放しにしていいかというと、よろしくないとは思います。
条件は悪くないので生徒として入学することになりました。
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