凄まじいゲームだった。
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Steam:Inscryption
『Inscryption』はデッキ構築型ローグライトと脱出ゲームスタイルのパズル、さらにサイコロジカルホラーを血で混ぜ合わせた暗い旅へあなたを招待する。しかし、カードたちにはそれよりも遥かに暗い秘密が ...
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Inscryptionとは
Inscryption(インスクリプション)は、2021/10/20 に発売されたゲームです。
Inscryption は造語になっています。
基になっている単語は「Inscription(碑文)」「Encryption(暗号化)」です。
ジャンルはアドベンチャーゲームになります。
プレイした感じはカードゲーム + TRPG の複合でした。もっと色々混ざっていますが。
『Pony Island』『The Hex』のクリエイターがビデオゲームへ贈る、精神を溶かすような自己破壊的なラブレター。『Inscryption』はデッキ構築型ローグライトと脱出ゲームスタイルのパズル、さらにサイコロジカルホラーを血で混ぜ合わせた暗い旅へあなたを招待する。しかし、カードたちにはそれよりも遥かに暗い秘密が刻まれている…。
https://store.steampowered.com/app/1092790/Inscryption/?l=japanese
私はホラーが苦手なほうですが、謎解き要素に真剣になるほどホラーは気にならなくなりました。
クリア時間は6.5時間。
完全初見なら10時間を見積もっておくといいと思います。
始めたきっかけ
動画を見て面白そうだったので始めました。
2022/2/4 まで 20%オフセール中だったので、買うタイミングも丁度いいですね。
きっかけになった動画はこちら
プレイした感想
カードゲームが楽しかったです。
ストーリー考察系は好きですが、それよりもカードゲームが楽しいという感情が超えました。
基本ルールは、カードを場に出して攻撃します。
そして左側に置かれている天秤をダメージで傾けきると勝利になります。
カードを出す際に生贄というコストがかかるので、どのカードを犠牲にしながら有利な状況にできるか考えるのが楽しいです。
対人相手がCPUなので強いカードを作ったり、アイテムで有利な状況にしたりと滅茶苦茶なことができます。
能力の融合を駆使し、最強のカードデッキを作ろう!
ストーリーの感想
ストーリーの重大なネタバレを含みます。
考察の余地しかないです。
クリアしたばかりなので隠し要素の網羅ができていない状態での感想になります。
ラストのムービーは日本語字幕がありませんでした。
電話で何を話していたのか聞き取れなかったですが、最終的に消されたということがわかればいいということですかね。
おおまかな流れとしては
ルーク・カーダーが主人公。
Inscryptionというゲームの秘密を探った結果、機密情報に触れてしまった。
ゲームを内蔵しているフロッピーを破壊したが誤魔化すこともできずに消された。
という解釈で良いのでしょうか。
ゲームシステムについて
メタ要素が多くて面白かったです。
事前情報なしでプレイしてほしい要因のひとつです。
ですが、ネタバレの注意喚起したので普通にメタ要素の話をします。
自分のディレクトリが展開される。
特定のボスの話です。
ダメージを与えるのがファイルサイズであるため毎度自分の作ったフォルダを漁り、できるだけファイルサイズが大きいものを探していました。
ファイアーエムブレム風花雪月のサントラを選んだ時はちゃんと曲が流れて笑いました。
やかましい音声じゃないですよ!
あと、年季の入ったファイルを選べと言われたのでクリップスタジオのファイルを選びました。
ファイルがカードにされました。
カード名を見てわかりますが2018年に作ったファイルです。
攻撃力4、体力4で強いのですがカードが死んだらファイルが消されると言われたので結局使わず仕舞いでした。
このボス戦がなんやかんや一番驚きが多くて楽しかったです。
あともう一点面白かったことについて。
オリジナルカードを作ることができる。
特定のシーンでしかできないですが、自分だけの強そうなカードを作るのも楽しかったです。
負けたら自分がカードになります。
運に左右されるため、オオカミよりちょっと強いカードになりました。
一番右上の「YORI」が私です。
運に左右されづらいカード作成では「例のやかましいロボ」を作りました。
両手を挙げて降伏を示しつつ攻撃をできる見た目にしました。
まあまあ出しやすいコストで能力付き、攻撃力も若干あるという無難な性能です。
このゲームはカードの改造要素が多いです。
他のカードゲームとは似つかず、別物だと思います。
このままオリジナルカードゲームとして終わると信じていました。
突然の遊戯王が始まるまでは。
勝負用の天秤が消されたためポイント制が始まってしまいました。
デュエルディスクといい遊戯王じゃないですか。
このシーンまでの過程も混沌としていることもあり、ずっと口が開きっぱなしでした。
一体何を見せられているんだ。
そのままラストまで突っ切りました。
カードゲームが楽しい、キャラクターのロストが悲しい、襲撃者が怖いという感情が連続で叩き込まれました。
ジェットコースターに乗っている気分になれました。
色々な要素が詰まっているので色んなジャンルのゲームを遊んでいる人は楽しめると思います。
私は楽しかったです。
これからは考察重点で楽しみます。
ありがとうInscryption。